マラケシュCH2010 観戦写真 その2


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練習コートなどからの写真


まず最初の2枚はベルギーのDarcis。その1で「ダルシ」というらしいと書いたのですが、よく聞いてみると ダルシスにも聞こえる。・・・ってことでやっぱりダルシスと呼びます。 ダルシスの試合は1つも見ませんでした。たまたま他に見ようと思った試合があったのと、なかなか センターに入れてもらえなかったことが重なってしまったので。正直興味もそれほどないし。
次の2枚がジェフくん。お友達のお友達でダブルスの選手です。
その下は言わずと知れたボレリ。2回戦の前の練習です。いつも練習コートに私が張り付いてて 嫌がられてるんじゃないかと思いつつ見ないでいられない。嫌わないでね。
最後の1枚はイリヤ(ボゾリャッツ)。センターの試合が終わったのでアザーコートのダブルスを 見に行ったらイリヤがいて並んで観戦しました。試合をしていたのがイリヤと同じコーチに指導してもらっている モロッコのAmraniだったのです。マクロ撮影かと思うほどの至近距離だったのでイリヤはちょっと 照れていました。かわいいとこあるね。


試合からの写真


まず2回戦のニミネン対セルゲイエフ(Sergeyev)。ニミネンは写真がいっぱいあるので赤バージョンの ウエアを確認するためだけに2枚ほど撮りましたが、残りはセルゲイエフを。ウクライナの選手で昨年の 初めは400位台だったのが年末には200位を切る大躍進。現在は160位台にいる22歳です。
その次の2枚がイリヤ・ホリア(テカウ)組のダブルスQF。相手は写っていませんがブラッキアリ(ITA)・ アーリック(ISR)組でした。アーリックは同国のラムと組んで大きなタイトルも取っているベテランです。 なんと私が乗り換えたマドリッドからマラケシュまで同じ飛行機でした。コーチもいないらしく、1人で 来ていたようです。
次が2回戦のAndujar(読み方わからず)対グラノジェルス。赤いウエアがAndujarです。無精ひげが なければなかなかのイケメンさんですよ。スペイン人同士ということで仲がよいらしく、入場も談笑しながら でしたが勝負となればお互い本気。地力に勝るグラノジェルスの勝利となりました。


ジェフ君のダブルスQF。残念ながら第1セットを取って第2セットも先にブレイクしながら逆転負け してしまいました。相手はCerretani(USA)/Shamasdin(CAN)ペア。Shamasdinはカナダ国籍ですが どう見てもアラブ系。名前もそんな感じです。決勝でイリヤ組と対戦したので写真はそちらに。 追記:ジェフ君のパートナーはスイスのYves Allegro。イヴさんというのかな? マスターズ1000ローマではフェデラーと組んでダブルスに出場しています。
そのあとがシングルス2回戦イリヤ対ガバシュビリ(RUS)です。この試合ガバシュビリが第1セットを 先取し、第2セットもSFMまでこぎつけていたんです。しかしここからのイリヤがすごかった。 土壇場でブレイクバックしてからはイケイケのプレーで第2セットを7−5で取り返し、最終セットも 6−2で勝利を収めQFに進出しました。
この試合は私がイリヤのファンになる決定的なものだった気がします。実はこの直前にボレリが 2回戦で負けたのですが、その試合はひどいものでした。ミスの連続で敗戦が濃厚になった終盤は まったくやる気がなく、早く試合を終わらせようとしているようにすら見えました。それゆえにこの時の イリヤの最後まで諦めないプレーがとても感動的で、応援していきたいと思ったのです。だからといって ボレリが嫌になったわけではないけど。


そしてこれがそのひどい試合シングルス2回戦ボレリ対Recouderc(FRA)。4段目右と5段目左が 相手選手ですが、写真はQFの対ククシュキンのものです。2回戦は写真を撮る余裕がほとんどなくて ボレリの写真も少なめ。この時はボレリの奥さんたちと横並びで観戦していました。
シャツの真中に黒い縦線が入っているのがククシュキン(KAZ)です。
その下がニミネン/コールマン組のダブルスSF。相手はジェフ組に勝ったUSA/CAN組。(名前を 書くのが面倒)ニミネン組を応援していたけれど残念ながら負けました。ニミネンはシングルスでも 勝ちあがっていたのでこれでよかったのかもしれない。


最初の4枚はイタリアのチポラ(Cipolla)です。チポラとはイタリア語で「玉ねぎ」の意味。時々 玉ねぎ君とか呼んでいたんですが、アルゼンチンにZeballosという選手がいてこちらもスペイン語で 「玉ねぎ」だそうなのでややこしいので呼ぶのをやめました。相手はグラノジェルスで、チポラはいいところなしで 敗退。訂正:Zeballosがタマネギの意味と書きましたがそれは間違いで、Cebolla=タマネギ  というところからZeballosのあだ名がタマネギになったそうです。
その下がシングルスQFイリヤ対Dolgopolov Jr.。Dolgopolov Jr.は愛称Dolgoといって最近めきめきと 上がってきているウクライナの若手選手です。ずっと写真を撮りたいと思っていましたがなかなかチャンスが なく、このQFでやっと撮れました。ちょっと特徴のあるフォームのサーブは結構威力がある。粘り強く 球を追いかけて切り返しのショットもなかなか。チャンスにミスショットを放つと「キャアーッ」とも 聞こえる甲高い女性のような声をあげるのがなんともかわいらしい。
試合は6−7、3−6でイリヤの負け。
イリヤの写真はいっぱい撮ったのでここでは1枚だけにしました。その隣の写真は翌日ドルゴと一緒に 他の選手の試合を見ているところ。この2人仲がいいみたいです。イリヤは負けたあとも抱き合って 勝利を讃えていました。
最後の4枚はダブルスのSF、イリヤ/テカウ組対チェコのFriedl/Skoch組。この試合は白熱しました。 スパータイブレは一進一退。どちらが勝ってもおかしくない状況の中、イリヤ組が見事勝ち切って 決勝進出!


シングルスSFはニミネン対グラノジェルスとドルゴポロフJr.対ククシュキンでした。ククシュキンの ブルーのウエアは以前フェデラーが着ていたのと同じですよね?とても同じものとは思えないけど。
ダブルスの決勝はイリヤ組対USA/CAN組。黒いパンツでバンダナしているのがカナダのShamasdin ですけど、どう見ても地元(モロッコというかアラブというか)っぽいでしょ?決勝は意外にもあっさり 勝負が着きました。イリヤ組が絶好調であれよあれよという間にセットを取ってしまった。第1セットは あわやベーグルかという感じで、さすがに観客は相手ペアのポイントに大声援。1ゲーム取ったときには 拍手喝采でした。
6−1、6−1でタイトルを手にしたイリヤ/テカウ組。優勝おめでとう!!最後まで応援した私と 快く2ショットを撮ってくれたイリヤ。本当はテカウさんとも撮りたかったんだけど、イリヤにファンや ボールボーイが殺到する中でひっそりと先に消えてしまっていました。控えめな人です。これからテカウ さんのことも応援するからね。
とうとう最後の写真。シングルス決勝はニミネン対ドルゴポロフJr.でしたがニミネンの写真はありません。 ドルゴの写真も3枚だけ。地元のドルゴファンの女性の応援が目立っていました。
決勝の日は日曜日だったからなのか、前日までとは打って変わって観客がいっぱい。しかもそれまで 全席自由だったのに屋根のある側は関係者や招待された団体などしか入れなくなっていました。 私も通してもらえなかったんだけど、それを見ていたボールボーイかなんかの若者が係の人に口添えして 通してくれました。私が毎日通っていたのを覚えていて、選手の関係者(友達)だと思ったのかも。 とても暑くて日向じゃ死にそうだったので助かりました。
最後の1枚でわかるように、決勝はお祭り騒ぎ。鳴り物も登場するわ歌ったり踊ったりの不思議な 決勝戦でした。ドルゴはそれで調子が狂っちゃったのかな。
優勝したのはニミネン。怪我で休んでいてランクを落としていたとはいえもともと実力はある選手。 優勝は順当だったと思います。ドルゴに優勝して欲しかったけど、準優勝でも立派なもの。この大会の後も 順調にランクを上げています。
こうしてちょっぴり切なく、でもやっぱり楽しかったマラケシュの旅は幕を閉じました。


いつもながら膨大な写真にお付き合いいただいてありがとうございます。今回は特にチャレンジャー の写真だったので知らない選手ばかりだったかもしれませんね。でも新しい選手の発掘にはチャレンジャー がうってつけ。今まで知らなかった選手の中にも応援したくなる人がきっといるはず。その手助けに なればうれしいです。


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